サンプル100作品のデータ
google スプレッドシートにて公開。
詳細は
こちら
100作品集計結果
閲覧数・
いいね数・
ブクマ数、および
いいね率・
反応率の分布。
※いいね率=いいね数/閲覧数、反応率=(いいね数+ブクマ数)/閲覧数。
表内の数値は100作品中の該当作品数で、パーセンテージと読み替えて問題ありません。
調査して分かったのが、当初の想定よりも
いいね率・
反応率が低い傾向にあったこと。
当初は
いいね率が5%、
反応率が10%を標準としていたが、
この基準を満たす作品は全作品の10%程度、基準ラインを半分にしても40%の作品しか条件を満たさない。
流石にこの基準は厳しすぎるため、目標
いいね率を
2.5%に引き下げ。
一方、
閲覧数は中央値が500程度、
いいね数・
ブクマ数は中央値が10程度。
これらの目標値は据え置きます。
版権(同人作品を含む)・R-18・告知・海外作者の作品の割合。
二次創作イラストが全体の60%を占めているのが特徴的。
私が一時創作メインで、版権キャラをほとんど描かないのとは対照的。
一方で、R-18指定の作品……つまりエロ画像は10%程度。これは意外。
100作品統計結果
閲覧数と相対順位のグラフ。
縦軸は閲覧数、横軸は100作品の中の相対順位。
……なのですが、グラフの形が極端でわかりにくいため、縦軸を対数表示にしたものも用意。
概ね対数正規分布に近い形だとは思うものの、検査は行っていないため確信はない。
閲覧数・
いいね数・
ブクマ数、および
いいね率・
反応率と各要素の相関係数。
版権・R-18・告知・海外は、それぞれ対象作品を1、非対象を0とした時の値。
閲覧数・
いいね数・
ブクマ数は強い正の相関がある。
ただし、
閲覧数と
いいね率・
反応率の相関は弱い(統計上ほぼ相関が無い)。
また、版権・R-18だからといって、閲覧数が有意に伸びるわけでもない模様。
一応R-18は0.143と弱い相関はあるものの、統計上はほぼ無相関と言える値。
考察
以下、調査のためにURLを踏みまくったときの
体感上の感想。
統計的な裏付けはないので注意。
以下の作品は閲覧数・いいね数・ブクマ数共に伸びにくい傾向にある。
- アナログでのイラスト(調査項目に入れておけばよかった)
- 外国語ユーザーの投稿者
ただし、一概に低いわけではなく、伸びている作品もある。
伸びないのは外国語のタグや日本ではマイナーな作品のタグが付いているから?
- タグに対する一般的な認識とかけ離れているイラスト
サンプル内だと「アニメキャラクターをモチーフとした架空の鉄道車両」「女性向け作品の男性キャラクターを女体化したイラスト」で確認。
- 芸能人などの実在する人物に関するイラスト
また、告知イラストはいいね率が低い傾向にあるが、そもそもの作品数が少ないため要検証。
いいね率の高い作品を見た限り、
特定の客層を狙い撃ちしているように思える。
タグ数を増やして閲覧機会を増やすより、タグ数を減らして対象の閲覧者を
ドンピシャで射貫く方がいいね率は伸びると思われる。
これが分かったところで、閲覧数やいいね数が伸びるイラストの条件がわかるかというと、
別にそんなことは無い。
強いて言えば、pixivのユーザーは
想像以上にいいねを付けないことくらいか……。