某所で見た疑似3D処理をウディタで試してみた。
ついでに思い付きで処理を追加したところ、水位が変わるマップが作れるようになりました。
実装方法ですが、上記の素材を見るとなんとなく想像がつくと思います。
床・壁・天井の画像を用意して、1pxずつY座標をずらして大量に表示するだけ。
枚数を増やせば、段差や階段なども表現可能。
理論上はマップ以外の歩行グラ画像なども表示可能。
脱出ゲームのギミックで使えそうな気がするし、イベントシーンで使えば映えるかもしれません。
まーこの処理を使ってゲームを作ることはまずないと思いますが。
実用化が難しい理由はいろいろあります。
- マップ画像を用意するのが面倒
- 大量の画像を表示するため処理が重くなる
参考までに、上の動画ではマップだけで97枚、水の表示用に最大97枚使用
- 画面酔いが発生しやすい
- 壁の模様やドア・棚などの表示処理のやり方が思いつかない
そして一番の理由がこれ。
疑似3Dマップがゲームの面白さに繋がるとは思えない。
マップが回転する、だから何だ。
画像作成が面倒な割には、紹介ページの静止画では動きが伝わらないしDL数が伸びるわけでもない。
そもそも3DCGを使用したゲームが多い今、2Dマップの部屋が回転して何を驚くことがある。
Live2Dと違ってストーリー重視のゲームで使える技術ではない。
むしろ疑似3D技術に対してストーリーの薄っぺらさが際立つだけ。逆効果。
とりあえず技術実験結果としては残しておきますが、
フリゲ制作でストーリーやグラフィックを重視する方針が撤回されない限り、この技術を進展することはないと思ってください。