新作「惨劇の館なんてこわくない!」公開しました。
15歳以上対象の一本道ノベルゲームです。
惨劇の館で少年が見た物は一体……!?
今回、初の試みとしてふりーむ・ノベルゲームコレクションで同時公開しました。
本来ならもっと早くから比較実験となる作品を投稿したかったのですが、どうしてこうなった。
以下、投稿に当たっての裏話。
ティラノスクリプトV5について
今作ですが、今年4月に正式リリースされたティラノスクリプトV5を使用して制作しています。
新しい演出処理や開発環境のティラノスタジオなどが実装されており、旧バージョンよりも開発が便利になった印象。
もっとも、シナリオファイルをテキストエディタで編集して、外部イラストソフト等で制作した素材を組み合わせるスタイルは変わらないのですが。
デフォの解像度が960x640から1280x720になった
ティラノスクリプトでは画面サイズを自由に変更できるので、旧バージョンでもこのサイズにすることは出来たのですが。
その場合もUIなどの修正が必要になるため、今後もこのサイズがデフォになると思われます。
スチルや立ち絵がより綺麗に映るようになった反面、画像のファイルサイズも大きくなる。
一番の問題は「画面が横に伸びたため、スチル等の構図が難しい」。
自然や風景はともかく、人物は縦に長いキャンパスの方が表現しやすい。
もちろん、構図やポーズを工夫すれば横長でも映えるスチルは描けるのですが……そのためには更に高い画力が必要になる。
というか、商業作品でも16:9のスチルは持て余し気味というか、有効活用できていないように思えます……。
その他、「解像度の小さい写真素材が使いにくい」という問題も。
古い写真素材サイトだと1024x768とかそんなサイズの素材も多く、拡大すると画質が悪くなるため使いにくい。
もっとも、そういうサイトだと800x600とか640x480とかそんなサイズの素材もアリ、旧バージョンでも同じ問題を抱えていたのですが。
開発環境のティラノスタジオのエクスポート機能が便利
旧バージョンでもティラノライダーという開発環境がありましたが……
現環境のティラノスタジオの方が便利。
当初は作業用フォルダの実行ファイルから直接起動できず不便に思えたのですが、慣れればさほど気にならず。
むしろ作業用フォルダが綺麗なまま、テストプレイを行えるので便利。
いずれの環境も、ゲームとして出力する時はエクスポート機能を使用して配布可能な状況にするのですが。
ティラノライダーだと実行ファイルや作業用フォルダなどの余計なファイルが混ざり、公開時に削除する必要がありました。
いずれも余計なファイルとは言い難いのですが、ふりーむ!に登録する場合はこれらのファイルがあると掲載見送りになってしまいます(3敗)。
これらを気にすることなく、公開できるというのは結構強い。
公開終了にした作品も含めて、これまでティラノスクリプトで6作品を公開しました。
そして、その度にファイルの不備などで掲載見送りにならないか心配していました。
もう、ファイルの不備を気にしなくてもいい、この心理的安心感は強い。
……あとはDL数が伸びるかどうかを心配しなくていいくらいの実力があれば恐れる物はないのですが。